若者能

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それぞれの思い 曲目解説 第一回若者能 チケット申し込み
それぞれの思い
名 前福原 和人 (ふくはら かずと)
生年月日昭和60年2月17日
学 校学習院大学 理学部 化学科 在学中
サークル学習院大学ゴルフサークルSOFY・ボーイスカウト東京豊島第1団 学習院中等科バスケットボール部コーチングスタッフ
趣味・特技ゴルフ・音楽鑑賞・スポーツ観戦 など

現代の若者には、日本の伝統文化と向き合う時間が不足していると思う。急速な時代の変化の中で、常に人々は新しいものへ目を向けている。それはきっと、「より快適」なものであったり、「より分かりやすい」ものであったり…、すなわち人々はどんどんオートマチック化された社会に依存し、受動的になっているのではないだろうか。その結果、想像力、感受性といった自らの大切な感性を無駄にしているようにも思える。
これは自分自身、仲の良い友達がたまたま能楽師であったが故に気づいたことだが、確かに伝統芸能は我々にとってただ見ているだけではわかることも少なく、面白さを理解するのは難しいだろう。しかし、「難しいもの」というレッテルを剥がして、素直に向き合えば、これほど日本の特色を表現している舞台は他にはないと言える。
この約700年の伝統を誇る「能」という舞台を見ることが、温故知新という言葉にもあるように、我々若者の世界を広げてくれるのではないだろうか。そして、それを感受性豊かな今だからこそ見る価値があると思う。

是非、見に来てください☆
名 前細谷 宗司 (ほそや そうし)
生年月日昭和59年12月24日
学 校日本大学 商学部 経営学科
ベンチャービジネスコース 3年
サークルJAZZ研究会・バスケットボール愛好会
趣味・特技たまに読書、ときどき映画鑑賞、気が向いたら旅行

本当の豊かさとは何か?時々刻々と変化する環境の中で生活する僕たち。少なからず、世間の波に流されていると思う。「自分を見つめ直す時間を持つこと」それこそが本当の豊かさなのではないかと思うようになってきた。能楽も、読書や絵画鑑賞などのように、その1つとしてあってほしい。世界中の若者が、このような文化的な時を少しでも多く過ごしてほしい。
圭介とは、ボーイスカウトを通じて8年ぐらいの友人である。彼からはたくさんの刺激を受けた。そして、今回は若者能実行委員会という形で、たくさんの人達を刺激できたらなと思っている。観に来てくれた人は、それぞれ何かを感じると思う。私たちが身近に感じることのできる文化とは少し変わった何かを。しかしそれは、本質が少しも変わっていない日本伝統芸能だということを忘れないでほしい。そこで、少し考えてもらえたら嬉しい。
この第二回若者能の前に、”PRE-EVENT&PARTY”をやります!詳しくはデータが揃ったらリンクできるようにします。
日時はH17.11.30 pm6〜pm11です。
名 前塩津 圭介 (しおつ けいすけ)
生年月日昭和59年10月27日
学 校東京学芸大学 教育学部 国際理解教育課程 国際教育専攻 在学中
サークル東京学芸大学ダブルフォルト ボーイスカウト東京豊島一団 学習院隊
趣味・特技テニス ロードバイク マウンテンバイク キャンプなど

能楽師の家に生まれ育ち、葛藤を繰り返した時期もあったが、今は「人を感動させられるようになれ!」という父の言葉を胸に、感動を生む能楽師を目指して修行中。
また、大学進学時も悩んだ末、「一人でも多くの人に能を知ってもらいたい!それには教育現場での文化教育を見直したい!」と教育学部に進んだ。教員になるためのコースではなく、教育そのものを考える学科。「人を感動させたい」と言いつつも日本人の中から「能」というものへの意識が薄れていったら話にならない。自分を高める、という試練とともに、能楽を多く普及することも、同時に与えられた使命だと感じるようになった。
大学生のうちに、何か「今しかできないことをしよう!」との思いで始まったのが、この若者能である。能楽とは全く関係のない家の大学生3人の仲間と実行委員会を立ち上げた。企画、広報、広告等を自らの手で行う。「伝統文化発信」という共通の目的達成を目指す中で、それぞれが目指す夢への挑戦を行おう、というのが主旨である。
僕自身、当日、シテという主役を勤めさせていただく。舞台に立つのは、全てプロを目指して修行中の若手能楽師の方々。日々、舞台そのものが挑戦であるが、今回は更に、催し全体が「若者へ訴える」という大規模な挑戦となる。
名 前黒川 光晴
生年月日昭和60年3月13日
学 校Babson College 専攻:Business Administration
サークルBabson College Japanese International Circle; Babson Asian Pacific Student Association
趣味・特技バスケットボール・剣道・陶芸・音楽鑑賞・英会話など

最近の急速な近代化を肌で感じながらよく思います。
「いったい人類は今なにを目指して生きているんだろう?」
科学の発達により人類の暮らしは年々楽になっていっています。同じく、世界の自然が異常な速度で破壊されているのがわかります。 では人間はこの近代化になにを求めているのでしょうか? 豊かに生きていくために必要なのは、物質的な楽さなのでしょうか? 人間が豊か(Happy)に感じる瞬間は楽ができているときなのでしょうか?
和菓子屋の家に生まれ、臨床心理士の母を持つという、決して普通ではない環境で育った僕は、日本の伝統芸能に触れ、そのすばらしさを体感する機会を沢山持ってきました。
五感の芸術と言われる日本の伝統芸能には、今の近代化によって見失われようとしている人間の求める豊かさを体感するチャンスを与えてくれるものであると思います。
今回、世間から「若者」と称される立場にいる僕ら大学生4人の手により、そのすばらしい日本伝統芸能を少しでも多くの方々に楽しみ、興味を持って頂くきっかけを作ることができれば幸いです。

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