若者能

当日の様子を写真を中心にご紹介させていただきます。

当日の様子を写真を中心にご紹介させていただきます。

当日の天気は雨。しかし、悪天候の中たくさんの人々が杉並能楽堂に足を運んでくれました。 来てくださった方の中には、外国の方もおりワールドワイドな若者能となりました。

左の写真は当日の体験コーナー。

若者能に来てくださった方に、実際に舞台に上がってもらい、さらに面（おもて）を掛けてもらって、 視界がどのくらい狭まるのかをその身で体験していただきました。面を掛けると足元が見えなくなる為、 写真のように舞台の縁までいっても気づけないんですよね。

アフタートークに参加してくださった方は、面を掛ける体験をしていただきました。
想像以上の視界の狭さに皆さん驚きつつも、楽しんでいただけました。

若者能とは、企画を「若者能実行委員会」という大学生を中心とした委員会が行い、演ずる者も大学生が中心となる催しです。

若者によって「古（いにしえ）」に触れる機会を提供しよう、ということで発足しました。

演ずる者は皆能楽師の家に生まれ、幼少期から能楽の道を歩んでおり、修行中とはいえ、日頃は先輩方とさまざまの舞台を勤めています。今回は同年代の者ばかりで臨む初めての催しでした。

幼少期よりボーイスカウト活動を続ける仲間と協力し、催しの企画、運営に挑戦しよう、ということがキッカケになりました。

この催しは、若者はもちろん、大人の方々にとっても、日本の誇れる伝統文化に触れる良き機会になってくれていたら、と願っております。

今回の若者能は、初めて、催しの企画から参加させていただきました。
いろいろなことに気を回さなくてはならず、とても大変でしたが、終わってみると、非常に充実していたな、というのが、感想です。 多くの方から、「新鮮な感じがした。」「若者ががんばることは、いいことだ！　今後も続けて欲しい」という嬉しい感想をいただきました。 来年は、少しカタチを変え、ボーイスカウトの枠に限らず、「ヤル気のある若者」の仲間を総動員して、なんとか実現できたらなぁ、と考えています。