若者能


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■ おはなし・体験コーナー
塩津 圭介ほか 
■ 休憩
■ 仕舞 【女郎花(おみなめし)
塩津 哲生
■ 能 【船弁慶(ふなべんけい)
前シテ (静御前)
井上 真也
後シテ (平知盛)
塩津 圭介
子 方 (源義経)
井上 大風
ワ キ (武蔵坊弁慶)
則久 英志
間狂言 (船 頭)
山本 則秀
 笛  
藤田 貴寛
小 鼓 
森 貴史
大 鼓 
大倉 慶乃助
太 鼓 
林 雄一郎
毎年恒例となった若者能も、おかげさまで5回目をむかえることとなりました!
記念すべき!?第5回のテーマは、能を構成する上でとても大切な要素『囃子』です! “囃子”とは、『笛』・『小鼓』・『大鼓』・『太鼓』の4種類の楽器と、それらの楽器を演奏する、囃子方の掛け声によって奏でられる音楽のこと。能の中の音は、この“囃子”と、歌とセリフの部分である『謡』によって成り立っています。音楽は万国共通!今回はそんな“能の音楽的側面”に焦点をあててみました。そこで、テーマに合わせて曲目は、“囃子”や“謡”の様々な変化を感じられる『船弁慶』を選びました。
今まで興味がありつつも、能は敷居が高そう…と一歩踏み出せなかった方々も、私たちの日常に身近な“音楽”という側面から、気軽に能に触れてみてはいかがでしょう。
ぜひ一度、“音で観る能”をご自身のカラダで感じてみませんか?

曲目解説

能(のう) 【船弁慶(ふなべんけい)】

時は鎌倉時代。たび重なる合戦の末、平家を滅ぼした源氏でしたが、兄・頼朝と不仲になってしまった源義経は、ついに都を追われ、弁慶とわずかの家来を連れ、大物の浦(現在の兵庫県)まで逃れてきます。
そこで義経は、これまで共に逃げてきた恋人・静御前を、都へ帰すことにします。静御前は別れの舞を舞い、悲しみに暮れながら、ひとり都へと帰っていくのでした。
その後、船に乗り込み旅立った義経一行でしたが、にわかに海が荒れだし、行く手をはばまれ、目の前に現れたのは…
静御前の舞に込められた悲しみ、後半の荒れ狂う波の様子など、情景を鮮やかに浮かび上がらせる『囃子』が聴きどころです。クライマックスの激しい薙刀さばきもお見逃しなく!




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十四世 喜多六平太 記念能楽堂
東京都品川区上大崎4-6-9
TEL:03-3491-8813
■香港園角曲がって、約400m(徒歩6分程度)